South and abundance
九州の海の幸は、少し前へ出てきます
九州の魚を思うとき、まず“豊かさ”が来ます。海の面積だけではなく、港の厚み、流通の強さ、 南の暖かさ、そして土地の食欲。魚は静かに皿に乗るより、もう少し堂々としている気がします。
鹿児島の火山の景色、長崎の港、玄界灘の勢い、熊本や宮崎の近海の表情。九州はひとつではありませんが、 全体に共通しているのは“海が生活の前線に近い”ことです。だから魚の話も抽象的では終わりません。 どこの港か、どの海か、どの酒か。会話がすぐ具体的になる。そこが九州の強さです。