How winter feels
冬の魚は、食卓を真剣にします
春は浮き立ち、夏は助かり、秋は少し感傷的。でも冬の魚は、人を真剣にさせます。 理由はたぶん、寒さがちゃんとあるからです。寒いから、白い魚がありがたい。鍋がありがたい。 脂の乗った魚がありがたい。魚の価値が、冬にはとてもはっきり見えるのです。
冬の魚文化は“ごちそう”の文化でもあります。ブリの重み、タラの信頼、フグの緊張、カニの静かな集中。 どれも冬でなければ、ここまで強くならない。だから冬の魚は、季節と魚の関係がいちばん濃く出るページになります。